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廃棄物を利用したエネルギーループ(資源循環)構築と
運搬効率向上による産廃処理費削減の実現

秋田屋フーズ
外観イメージ

秋田屋フーズ(洞戸工場) 様

#資源循環 #コスト削減

事業内容
食品製造
事例対象部門
製造部管理課
提供ソリューション
資源循環の構築
トータルエコ回収
課題・背景
  • 資源循環の取り組みを基にした環境経営の強化
  • 製造ライン自動化とウクライナ危機によるエネルギー(重油)コストの上昇
解決策
  • 資源循環(廃プラ+食品)の構築
  • トータルエコ回収での廃棄物運搬集約
導入効果
  • エネルギーループ構築+廃棄物飼料化 200t/年
  • 廃棄物処理費 従来比▲20%減

会社及び事業概要

株式会社秋田屋本店様は210年以上の歴史を持ち、養蜂に関わる器具や製品の製造・販売を行ってきました。
その養蜂を起源として医薬品や食品へと事業を多角化し、現在子会社の株式会社秋田屋フーズ様ではパウチゼリーの製造を行っています。その歴史と伝統を礎に、安心・安全を求め、たゆまぬ研究開発と徹底した品質管理を通じて、人々の健やかな暮らしに貢献することが大切と考えています。

自社の経営課題

自然の恵みを基に事業を行ってきた為、環境経営すなわち廃棄物削減や脱炭素には継続して取り組む必要があると考えています。
また洞戸工場では衛生安全基準を高める為、2019年と2022年に自動化ラインを導入した結果、重油の使用量が50%以上増加し、更にウクライナ危機で重油単価も50%増加、結果としてエネルギーコストが2倍以上になりコストコントロールが急務になっていました。

外観イメージ

株式会社秋田屋フーズ 洞戸工場
塩野谷工場長

エネルギーループの構築

エネルギーコストを少しでも抑える為、株式会社マルエイ様の協力により固形燃料「RPF」専焼ボイラーを2020年に導入しました。その「RPF」調達で大和エネルフ株式会社と繋がりができました。親会社であるJ-CIRCULARS株式会社より、自社で出た廃プラを固形燃料「RPF」として自社にもどしませんか?というエネルギーループの提案を受け、CO2削減及び廃棄物削減も大きな経営課題であったため、非常に良いアイデアと考えすぐにトライアルを行いました。
自社が出す廃棄物を有効活用できる事は、環境経営において全社員の意識にも関わる、非常に大きな自社での成功事例になったと思っています。

エネルギーループの構築

トータルエコ回収の提案

洞戸は食品工場で、多品目の廃棄物(食品残渣、汚泥、製品、廃プラ、金属、段ボール等)が排出され、それぞれ異なる廃棄物業者に回収依頼をしていました。今回、J-CIRCULARS株式会社より大型ウイング車と各種コンテナを使い、1台で多品目の回収提案を受けました。 その結果、産廃業者への依頼が圧倒的に減り、且つ運搬回数削減によるトータル産廃処分費削減につながりました。 また製品形態の廃棄物も分別を通じて中身が飼料化され、食品ロスの観点からも有効活用につながりました。

外観イメージ

今後の期待

J-CIRCULARS株式会社に期待することは、秋田屋グループのサーキュラーエコノミーへの取り組みを加速させる更なる提案です。現在、廃棄物可視化及び分析ツールを開発中と聞いており、廃棄物の可視化が容易になる事で、社内での廃棄物削減や品目分別の大きな意識変革にもつながると考えています。 また可視化内容の前年対比や月次推移などで分析することにより、取り組みの優先順位付けができると考えています。

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